仕事に行くこともなく、静かに暮らしていた兄弟。ひとりが急死したが、その後も長いあいだ“共同生活”が続いていたことを、『The Sun』など海外メディアが報じている。
■ある男に起きた悲劇
ウクライナで暮らす男(52)には、昨年の秋から4ヶ月ものあいだ秘密にしていることがあった。それは、一緒に暮らしていた弟(42)が急死したこと。
失業中だった男は同じく仕事のない弟と暮らし、好きな酒を一緒に飲むなど仲は良好だった。その弟がいきなり倒れ帰らぬ人となったことを、男はどうしても受け入れることができなかったのだ。
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■弟を手放せず
「このままでは、ひとりぼっちになってしまう」。そう考えた男は、弟の遺体を自宅に置いておくことに。一方的な行為ではあるがそれまでと変わらず話しかけるなどし、同じ家で暮らし続けた。
しかし弟の遺体は徐々に腐敗が進み、男は焦るように。どうにかしてそれを遅らせようと、極寒にもかかわらず家中の窓を全開にし、暖房も使用せず暮らしていた。
■発覚した事実
弟の死を隠し、家にこもりきりになった男。しばらくすると隣人らも「どうしているのか」「まったく見かけないが大丈夫なのか」と心配するようになり、様子を見に行くことにした。
そこで家に入った隣人らは、ソファーが異臭を放っていることに気づき、覆っていた毛布を剥がして弟の遺体を発見した。驚いた隣人らの通報を受け急行した警察は、現場から遺体を回収。弟を手放せない男に代わり、埋葬することにしたという。
なお弟の死に事件性はなく、「心臓発作で死亡したようだ」と海外メディアは伝えている。
■「一人でいると寂しい」約3割
しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女1,789名を対象に調査したところ、全体の29.6%が「一人でいると寂しく感じる」と回答した。
弟と静かに暮らしていたこの男にとって、一人になることは不安でしかなかった。
当局に事情を聞かれた男は「孤独が怖い」「だから弟の死後もそれまでと同じように扱っていました」などと話しているが、世間からは「ひたすら怖い」「同情すべきなのかどうかも分からない」という声が噴出している。
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【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2020年2月21日~2020年2月26日
対象:全国10代~60代の男女1,789名(有効回答数)
(出典 news.nicovideo.jp)
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