(Del Henderson Jr/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)
美術監督などとして働いた経歴もある女性が、あまりにも悲しい最期の瞬間を迎えてしまった。ミイラ化するまで誰にも発見されなかったことを、『New York Post』など海外メディアが報じている。
■母親の死に打撃
米国・ニューヨークで暮らしていた女性(66)は、アートの分野で才能を発揮。数年前までテレビ番組や映画制作などにも関わっていたが、2020年春に母親が死亡したことで、精神的に不安定になったようだ。
同女性は、この頃からひどい鬱状態に。昔から物を捨てるのが苦手だったというが、さらに多くの物を自宅に持ち込み、溜め込むようになっていた。
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■心配した家族
隣人が心配するほど引きこもりがちになり、外見も変化し病的になったという女性。妹(60)も連絡が途絶えたことを気にして、女性宅を訪れた。
すると女性宅とその敷地にはゴミや物が散乱していたため、妹はとりあえずプロの清掃業者に連絡。徹底的な片付けと掃除を任せることにした。
■発見された遺体
清掃員らが片付けを進め台所のゴミ山を処理しようとしたとき、その下に埋もれたまま死んでいる女性を発見した。死亡からすでにかなりの時間が経過していたとみられ、一部メディアは「2020年に死亡」「すでにミイラ化していた」と報道した。
ショッキングな結末ではあるが、事件性はない可能性が高いという。当局は、女性について「崩れたゴミに埋もれて出られなくなり、そのままゆっくりと死に向かった」との見解を明かした。
■「悲しすぎる」と語った妹
ミイラ化した女性と対面した妹は、「胸が張り裂けそうです」とメディアにコメント。「姉は満ち足りた人生を送っていましたし、才能にも溢れていたのですから」とも語った。
隣人や警察は、ゴミ屋敷から悪臭が漂っていたことを把握していたようだ。女性が悩みを専門家に相談していたら、もしくはもっと早く隣人や家族が女性に会いに行っていたら、このような結果にはならなかったのかもしれない。
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(出典 news.nicovideo.jp)
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