線路でパートナーのそばを離れない白鳥、列車が1時間運行停止に(独)
ハクチョウが新潟に大集結 そもそも、「潟」ってナニ?(斎藤秀俊) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ハクチョウが新潟に大集結 そもそも、「潟」ってナニ?(斎藤秀俊) - Yahoo!ニュース Yahoo!ニュース (出典:Yahoo!ニュース) |
ハクチョウ(白鳥、swan)とは、カモ科の7種の水鳥の総称。シベリアやオホーツク海沿岸で繁殖し、冬季は温暖な日本などへの渡りをおこない越冬する大型の渡り鳥である。 現生の空を飛ぶ鳥の中では最大級の重量を有している。 おとなしいイメージもあるが、子育て中の野生個体は警戒心が強くなっており、雛を捕まえよ 6キロバイト (639 語) - 2020年12月10日 (木) 06:11 |
鳥類の中でも繁殖する相手を一生変えずに添い遂げる種がいるが、白鳥も同じパートナーとともに生涯を過ごすようだ。このほどドイツで、線路内にいた白鳥がなくなりパートナーのそばから離れることを拒み、列車が一時運行を停止したという。『New York Post』『The Guardian』などが伝えている。
ドイツのヘッセン州カッセル郡フルダタール付近の高速列車が通過する線路内に今月23日、座り込んでいる1羽の白鳥が発見された。すぐに警察官と消防隊が駆けつけて白鳥を保護することにした。
しかし白鳥は保護されるのを拒み、まるで線路から離れることを拒否するかのようだった。そのためカッセル―ゲッティンゲン間の高速列車23本の運行を1時間近く見合わせる事態となってしまった。
実はこの白鳥のパートナーが線路上の架線に触れてしまったせいで、そこに引っ掛かったまま絶命してしまった。線路に留まっていた白鳥は、そのなくなったパートナーを偲んでいたようだ。
一部のメディアでは「悲しみに暮れた白鳥は、なくなったパートナーのそばに座って喪に服していた。当局が保護しようと試みたが抵抗した」と報じている。
警察の発表によると、消防隊が架線から白鳥の亡骸を取り除き、もう1羽の白鳥は保護したのちにフルダ川へ放ったそうだ。
この白鳥のことを知った人たちからは、次のような声があがった。
「なんて悲しすぎるんだ。」
「この白鳥は二度と新しいパートナーを持つことはないのかもしれない。」
「なんて可哀想な白鳥。人間に限らず動物や全ての生物は感情を持っているんだよ。」
なお『Euro Weekly News』によると、基本的に白鳥はつがいで一生を送ると言われ、パートナーや仲間が亡くなった時には悼むという。またその多くは、亡骸のそばにしばらく留まったままでいるそうだ。
画像は『New York Post 2020年12月29日付「Swan in mourning brings German trains to a halt for nearly an hour」(Bundespolizei/picture-alliance/d)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

(出典 news.nicovideo.jp)