南米コロンビアは危険な国として知られている。日常的にスリやひったくりなどの軽犯罪は日常茶飯事、殺人や誘拐、麻薬の密売などの重犯罪も多発している為、危険な国ランキングでは毎年上位にランクインしている。
そんな危ない国、コロンビアの首都ボゴタで、2人組の強盗がコンビニに押し入る事件が発生した。
母親と一緒に店番をしていた14歳の少女は、母の店を守ろうとカウンターの裏に隠し持っていた山刀(マチェテ)で、武装した男たちに反撃。勇敢にも店から追い払うという武勇伝が『Daily Mail』などで伝えられている。
Machete en mano, nina de 14 anos saco corriendo a ladron que iba a robar la tienda de su mama
2月4日、コロンビアのボゴタ市内にあるコンビニエンスストアに、銃を持った強盗2人組が押し入るという事件が発生した。
この店のカウンター内にいたのは、経営者ニディア・ブエナベンチュラさんと娘のアレハンドラ・ぺレスさん(14歳)で、2人は黒いフルフェイスのヘルメットを被り黒い服装をした男が、店内に入ってきてカウンターのドアを開けようとした時、咄嗟に反撃に出た。
14歳少女が山刀で強盗を撃退
男たちの目的が、カウンター内にあるレジのお金だと瞬時に悟ったニディアさんは、男がドアを開けるやいなや、すぐに突き飛ばした。
一方で、アレハンドラさんはカウンター裏の棚に隠し持っていた“山刀”を激しく振り回して反撃。山刀を奪おうとする男に向かって、更に必死で何度も山刀を振り下ろそうとした。
店の外にあるCCTV(監視カメラ)には、男が店内に入っていく様子が捉えられている。
また、店内に設置してあるカメラにも、強盗と争い反撃するアレハンドラさんの姿が映し出されている。
結局、山刀をアレハンドラさんから奪うことができなかった強盗犯は、持っていた銃でニディアさんの頭部を殴打し胸を撃ち、もう1人のヘルメットを被った共犯の男とスクーターで逃走した。
銃弾を受けたニディアさんは、すぐに病院に搬送された。撃たれた箇所は弾を貫通しており、幸いにも臓器への損傷はなかった。勇敢にも、武装強盗に怯むことなく立ち向かったアレハンドラさんは、後日、地元メディアの取材を受け、このように話した。
母の店が強盗に入られたのは、今回が初めてではありませんでした。何回もこういうことがあったので、山刀を隠し持っていたんです。今回の犯人たちは、私が山刀で反撃すると、「行くぞ!行くぞ!ここではできない!」と叫んで逃げていきました。
当局によると、未だに犯人逮捕には至っていないということだ。
なお、ボゴタ商工会議所がセキュリティの認識について調査したところ、事業主の4分の3が、2020年には治安が一層悪化したと口にしているという。
良い子のみんなは絶対マネしちゃダメなやつだが。コロンビアというお国柄を考えた場合、少女もそうせざるを得ない事情があったのだろう。今回はたまたまうまくいったけど、次はどうなるかわからない。リアル世紀末都市は存在するようだ。
written by Scarlet / edited by parumo
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(出典 news.nicovideo.jp)
<このニュースへのネットの反応>
「強盗に入られたのは今回が初めてではない」で自衛のためにコンビニにハチェットを標準装備しないといけない治安のコロンビアはヒャッハーな世紀末か何かか?
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