80年~90年代を代表する人気歌手・ダンサーだったボビー・ブラウンの息子、ボビー・ブラウン・Jrが昨年11月、自宅で亡くなっているのが発見された。当時28歳だったボビー・Jrの死因の解明に向け、検視を進めてきた当局はこのたび、検視報告書を公表した。息子の死後、悲しみの声明を出した父ボビーは、これまでに元妻と娘も亡くしている。
◆亡くなる前、アルコールと薬物を摂取していた
Bobby Brown Jr. Died from Combo of Alcohol, Cocaine & Fentanyl https://t.co/YCSUPMqdai
— TMZ (@TMZ) March 23, 2021
昨年11月18日、ロサンゼルス市内の自宅で亡くなっているのが発見されたボビー・Jr。飲酒歴や薬物の使用歴があることから、当初から他殺の可能性は低いとみられていた。
そして今月22日(月)、ロサンゼルス検察当局が検視結果を発表し、死因は「アルコールとコカイン、フェンタニル(鎮痛剤)の併用による事故死」であったことが明らかになった。
また事故当日には、友人らとテキーラを飲み、コカインや処方鎮痛剤であるオキシコドンを摂取していたことが明らかにされた。
◆コロナ禍でうつ状態に陥っていた
ボビー・Jrは、父ボビーがかつて交際していたキム・ウォードさんとの間に誕生した息子。成長してからは父と同じ音楽の道を進み、昨年には自身のSNSで新曲をPRしていた。
その一方で、コロナ禍でうつ状態に陥っていたようで、5月には「自主隔離生活に耐えられない」とツイート。亡くなる少し前にも、うつ状態に悩まされている内容の投稿を行っていた。
以前より飲酒や薬物の問題を抱えていたうえ、コロナ禍で精神的に追い詰められてしまったのだろうか。
亡くなる直前には、ボビー・Jrの恋人が、ツイッターにこんな意味深な投稿していたと伝えられている。
「過剰摂取を教訓にしないと。そこから学ばなければ、あなたは命を落とすわ」
◆娘と元妻も不慮の死を遂げていた
息子の死後、声明を発表し、「この苦しみを表す言葉などない」と悲しみの胸中を明かしていたボビー。しかし、ボビーが家族を失うという悲劇を経験したのは、今回が初めてではない。
ボビー・Jrの母であるキムさんと破局後、結婚した歌手のホイットニー・ヒューストンは、2012年に浴槽内で事故死。コカイン使用と心臓発作により、浴槽で溺死したことが死因とされている。
そして2015年には、ボビーとホイットニーの間に誕生した娘ボビー・クリスティーナが22歳で他界。母と同じように浴槽内で意識不明の状態になっているところを発見され、しばらく昏睡状態が続いたのち、帰らぬ人となった。ボビー・クリスティーナの体内からは、コカイン関連の薬物とアルコールが検出され、「混合した薬物による中毒」および溺死が死因と結論付けられた。
ホイットニーと2006年に離婚したボビーは、その後アリシアさんと再婚。過去のパートナーやアリシアさんとの間に生まれた子供は全部で7人いるという。けれどもこのうち、元妻と娘、そして息子まで薬物で失うことになってしまった。
(出典 news.nicovideo.jp)