大豪雪で立ち往生「電気自動車」ならどうなった? 暖房は30時間が限界


NO.9152333 2021/01/05 12:13
大豪雪で50時間立ち往生、「電気自動車」ならどうなった? 暖房は30時間が限界、凍死の危険も
大豪雪で50時間立ち往生、「電気自動車」ならどうなった? 暖房は30時間が限界、凍死の危険も
年の瀬の日本を襲った突然の大豪雪。

多くのドライバーが寒さに震え、空腹と寝不足に苛まれながら夜を明かした。

もしも、同じ状況でEV(電気自動車)が立ち往生していたら――。

そこには、世界的なEV化の波にさらされる日本が熟慮すべき課題があった。

氷点下まで冷え込んだ深夜の高速道路に、ヘッドライトの灯りが一直線に並ぶ。

どの車のルーフにも、真新しい雪がこんもりと積もっていた――。

日本海側を中心に降り続いた大豪雪の影響で、昨年12月16日の夕方から、関越自動車道では大規模な渋滞が発生。

一時は上下線合わせて2千台を超える自動車が立ち往生する事態となった。

除雪のために自衛隊まで出動し、すべての車が移動を終えたのは52時間後のことだった。

新潟県南魚沼市消防本部の若井高志・消防次長が振り返るには、「2019年は雪がほとんど降らなかったんですが、今回は県内全域がいきなり豪雪に見舞われてしまい、除雪作業が間に合わなかった。立ち往生の現場からは、吐き気や動悸、脱水といった症状を訴える方々を救急搬送しています」

GoToトラベルが一時停止されたとはいえ、仮に、大雪のタイミングがわずかでもずれていれば帰省ラッシュのど真ん中。

被害がより拡大していたことは明らかだろう。

それに加えて、こんな疑問も生じる。

このところ何かと話題のEV(電気自動車)が、同じように立ち往生したら一体どうなっていたのか。

「車内で暖房を使えば走行可能距離も短くなるし、充電スタンドだって限られている。この辺りでEVに乗るのは相当、勇気がいりますね」(同)

目下、菅政権は2030年..

【日時】2021年01月05日 05:56
【ソース】デイリー新潮
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