目薬
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目薬を飲み物に混ぜることで、極秘に夫を殺害しようとした女が逮捕された。その手口が1年前に大きく報じられた事件と全く同じだったことを、米国の『NEW YORK POST』や『KAIT8 News』などが報じている。

■夫に対する静かな殺意

昨年12月30日、米国・アーカンソー州グリーン郡のパラグールドで、バイシン点眼薬を使用し、夫を毒殺しようとしたティナ・グラスコという56歳の女が逮捕された。

ティナ容疑者は、4日間にわたり飲み物に大量の点眼薬を混ぜ、夫に飲ませていた疑いが持たれている。警察は夫の容態について明らかにしていないが、容疑が暴行ではなく殺人未遂であることから、軽症であるとは考えにくい。


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■1年前にも同様の犯罪

アメリカでは、去年1月にサウスカロライナ州でバイシン点眼薬を用いた同様の事件が起きており、夫を殺害した元看護師のラナ・クレイトンに対し、裁判所は懲役25年の実刑判決を言い渡していた。

ティナ容疑者はその手法を模倣した可能性が高いほか、ネットで毒殺の方法を調べていたこともわかり、余罪も視野に入れ捜査が続けられている。10万ドル(日本円で約1,030万円)の保釈保証金が設定されたが、身柄は現在もグリーン郡の拘置所にあるという。

■バイシン点眼薬とは?

バイシン点眼液は目の炎症、結膜充血、眼瞼炎などの改善に用いられるが、主成分の塩酸テトラヒドロゾリンは副作用として呼吸困難を引き起こし、場合によっては昏睡状態になることもある。

これらの事件を受け、製造元のジョンソンジョンソン社は「経口で大量に摂取させるなど、断じて許されない犯罪行為だ」との声明を発表している。


■家族に殺意を覚えたことがある?

しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女1,732名を対象に調査したところ、「家族に殺意を覚えたことがある」と回答したのは全体の22.6%だった。

性年代別では20代女性が38.1%、10代女性が31.5%と、若い女性にその傾向が強いことがわかった。

家族に殺意を覚えた経験者の割合

そんななか、ティナ容疑者と同じ50代女性も13.0%が該当。近年、日本でも熟年夫婦の破局が増加傾向にあり、離婚率は3割にのぼるとも言われているが、この事件の夫婦も関係に危機が訪れていたのかもしれない。

しかし、夫に対するティナ容疑者の不満の原因が何にせよ、「自身の人生を棒に振ることなく、別居や離婚など他の選択肢もあったのに」という声は多いようだ。

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(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2019年3月22日2019年3月27日
対象:全国10代~60代の男女1732名 (有効回答数)



(出典 news.nicovideo.jp)

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